2006-04

Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【039】「Le journal de l'exposition=展覧会日記」Apr.27

昭和5年有楽町に建てられた三信ビルディングが
今その幕を閉じようとしています。

先週の土曜、三信ビルを愛する人が集まり、
「三信ビルの思い出を語る会」が開かれました。
今週の展覧会日記はそこで披露された
マミューズ・マミラジャさんによる詩のパフォーマンスを
ご紹介致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

愛しの三信ビル
マミューズ・マミラジャ
まっ青な空のもと  吹きすさぶ風に 桜花(さくらばな)舞うもと
しかと 建ち続けている黄膚(きはだ)色のビルよ
「おす」「ひく」と 浮き彫りされた 古めかしいドアの中は まばゆい回廊世界 
柔らかで なだらかな 美しい曲面に出会うごとに
こころ からだ 異次元空間に溶けていく
鳥や 星や ガラス飾りや モザイクに彩られた 踊るような空中散歩
時は靄(もや)になり 時の回廊に運ばれる 
タタタタタ カツカツ 「上へ参ります。8階レストランまで直通となります」バタン 
「もしもし」 ガチャガチャ 「床屋へ寄るかな」 シューッ
「あら、シャンパンを使った料理ですって」 サワサワサワ
長い日々の 何百万 何千万の足音、息遣い、衣擦れ、声を 吸い込み
通り抜け 急ぎの足も  洋服や 時計バンドや 本を 眺め 佇んでいる足も
喧騒も 人気ない静けさも 包み 永らえてきたもの
いつもそこに ある 当たり前の顔をして
堅牢でいて ひんやりとして それでいて
幾多の人の つぶやきも どんな笑い声も すべて受け入れ 微笑んでいる
沢山の記憶と 沢山の時が 幾重にも 交わり  
豊醇(ほうじゅん)な綾となる
綾は こころ深く 染み入り 
緋(あけ)色にも 伽羅(きゃら)色にもなり 時の回廊を 果てなくめぐり
人は その馥郁(ふくいく)とした香りに
ふうわりと 抱(いだ)かれている
いつも いつまでも


三信ビル2

三信ビルⅠ

スポンサーサイト

テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

【038】「Le journal de l'exposition=展覧会日記」Apr.20

いよいよ先週よりにっぽんmuseumアカデミー講座が開講しました。
本日は建築写真家として高名な下村純一さんが講師を務める
写真講座『フォトジェニック・シティー』第一回の模様を
写真付きでレポート致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


photolec1

先ずは月島公民館の一室にて顔合わせ、
及びカメラについてのレクチャー。
一眼レフとライカカメラの違い、建築写真の特徴、
写真芸術の選択性に関する話など興味深い話が続く。


photolec2

月島の地図を広げ、地区毎の特徴を確認。

photolec3

いざ、月島の街へ。

photolec4

今尚残る路地文化。
「美しいトタン」、下村さんの含蓄在る評。


photolec5

以前撮った月島の写真を披露する受講者の方。

photolec9

運河を背景にカメラの取り扱い方を説明。

photolec7

皆真剣に耳を傾ける。

photolec8

講座終了後は、展示会場となる予定のケーキ屋さん
“タンプルタン”でおいしいケーキに舌鼓。
本日はお疲れ様でした。
次回よりいよいよフィールドでの撮影です。(編集局/川野)


写真講座についての詳細はこちらを御覧下さい→
http://nipponmuseumlectures.blog61.fc2.com/blog-entry-2.html

テーマ:写真にコトバをのせて - ジャンル:写真

【037】にっぽんmuseum アカデミー講座の魅力-写真講座編-

【講座番号001】
◇写真講座『フォトジェニック・シティー』
講師:下村純一(写真家・早稲田大学講師)
日程:4/16(日)、23(日)、5/14(日)、28(日)、6/11(日)、25(日)、7/9(日)、23(日) [13:00~15:00]

 
 

 地下鉄月島駅の階段を上り、地上に出、先ず目に付くのは高々とそびえ立つ高層マンションの群れ。銀座というハイソな街を川向こうに控えつつ、もんじゃ等独自の下町文化でその名を知らしめた月島。しかしその月島も、昨今の再開発により徐々にその表情を変えようとしている。けれども、変わり行く街の風景の只中、画一的ではあるが、しかしほとんど暴力的なまでに人々の視線を奪うそれら新しきものたちの狭間で、古きものたちがより一層の強度でもって我々に訴え掛けて来ない訳でもない。普段はアーケードに視線を遮られ人々の目に付く事の無いアーケード上の珍しい建築装飾。あるいは商店街からほんの少し奥に入るだけで眼前に広がる細い路地の下町らしい古い町並み等々。それらにふと遭遇した瞬間、我々は一体何を思うのか。歴史、ノスタルジー、記憶、それとも…。
 
 この講座は、受講者それぞれが先ずは月島の街を感じ、捉え、そしてそれを写真という形で表現する。指導はプロの建築写真家下村純一さん。下村さんは国内外問わず様々な街の建築を写真に収め続け、その著書は数知れず、またその温かい人柄と豊富な経験、知識に魅かれ、一度でよいから話を聞いてみたいというファンの人々の数も跡を絶たない。そんな素晴らしい師の指導の下、フィールドでの撮影、撮った物の講評を重ね、幾枚かの写真から成る月島の物語を各自練り上げて行く。

 この講座の魅力はそれだけではない。商店街に店を構える方々の温かい協力により、完成した作品を店内に展示する事が出来る。飾られた作品は必然的に月島に住む人々の目にとまるだろう。ある意味部外者により綴られたその写真物語は彼らの目に果してどう映るのか。
 
 にっぽんmuseumはまさにこの対話を願って止まない。写真講座である以上当然の事ながら写真技術が磨かれる事だろう。しかしどうかその磨かれた技術を社会に対して放ってほしいと願う。この講座で培われる技術や作品を自身のステップアップとして終始させるだけではなく、外部との交流を是非持ってほしいと。たとえそれが大芸術家の偉大な作品でなくとも、街の至る所でそれらささやかな交流、対話が生まれれば、やがてそれは社会に対する大きな、そして豊かな潮流になるはずである。そしてそれこそがにっぽんmuseumの掲げる「アートで社会を変える」という理念に他ならないのだ。(編集局/川野)


写真講座についての詳細はこちらを御覧下さい→
http://nipponmuseumlectures.blog61.fc2.com/blog-entry-2.html

テーマ:写真 - ジャンル:学問・文化・芸術

【036】にっぽんmuseum アカデミー講座の魅力-子供向け絵本講座編-

【講座番号002】
◇子供向け絵本創作講座 『アート作品から生まれるものがたり』
講師:にっぽんmuseum企画室(こども担当)+ゲスト講師
日程:4/23(日)、5/14(日)、28(日)、6/4(日)、11(日)、18(日)  [10:00~12:00]
 
 
 アートは大人だけのものではありません。まだまだ小さいこども達にも、どんどんアートに触れて、自由に楽しんでほしい、そう<にっぽんmuseum>は願います。では、その為にはどんな事が必要なのでしょうか。アートに関する知識 ?それとも絵を上手に描く練習?それも大事な事でしょう。でももっともっと簡単に、そして誰にでもできる方法があります。それはアートをよく見ること。とても基本的な方法ですが、まだ集中力のないこども達にはなかなか難しい事かもしれません。そこで、こども達が楽しみながら、かつ真剣に作品と向き合えるようなプログラムを用意しました。
 
 まず簡単にスタッフが課題となる作品に関するこども向けの解説を行います。その後、実際にその作品をよく見に行ってください。その時、見るだけではなく、作品にまつわる物語を創作してください。作品の色や線を前にして、いろいろと自由に想像力を巡らせるこの時間をどうぞ大切にしてください。その後、何回かに分けてスタッフとともにその物語を絵本として形にしましょう。

 約2ヶ月にわたり、こども達は同じ作品に何度も取り組む事となります。このプログラムを通して、こども達がアートをよく見て、そして楽しむ事を身につけてくれたらと願います。 (編集局/川野)


子ども向け絵本創作講座についての詳細はこちらを御覧下さい→
http://nipponmuseumlectures.blog61.fc2.com/blog-entry-3.html

テーマ:絵本ブログ - ジャンル:育児

【035】にっぽんmuseum アカデミー講座の魅力-街のソムリエ養成講座編-

【講座番号004】
◇街のソムリエ養成講座『地域ソムリエ、始めませんか』
講師:斉藤理(東京あるきテクト代表)

*体験コース 日程:4/15(土)、22(土) [13:00~14:30] 
4月以降も毎月開催予定です。
 *地域ソムリエ認定コース 
4/26(水)、5/10(水)、17(水)、24(水)、6/7(水)、21(水) [13:00~14:30]


元々はワイン専門の給仕人を意味する“ソムリエ”、昨今では様々なソムリエが存在する。野菜のソムリエ、チョコレートのソムリエ、紅茶やコーヒーのソムリエ、旅のソムリエ、本のソムリエ、音楽のソムリエ、建築家の事を家のソムリエ等と言う人も。もはや挙げ切れないほど色々な方面にソムリエがいるけれども、どの分野のソムリエにも共通しているのは、それぞれの分野に非常に長けていて、その魅力を十分の承知している所だろうか。

にっぽんmuseumはその中でも“街のソムリエ”を育成する講座を開講する。この講座は体験コースと地域ソムリエ認定コースという2つのコースから成る。

体験コースは毎回読みきりの講座で色々な街を講師の解説を聞きながら回る。4月第1回目は丸の内を、第2回目は銀座を巡る予定だ。どちらも多くの人にとって馴染みの深い街であろうが、講師の解説に耳を澄ませ街をじっくりと味わいながら歩いてみると、いつもとは異なる街の表情に遭遇する事だろう。例えば、「前々から外国風の建物が多い地域だなとは思っていたけれど、実はこんな歴史があったんだ」、「この建物の形、そんな深い意味を持ったものだったんだ」、「いつもは気づきもしないで通り過ぎていたけれど、よく見るとこの建物、面白い装飾が施されているな」、「へぇーこの建物の中であの作家はあの代表作を書いたんだ」…等々、おそらく掘り返せば掘り返すほどその街の魅力に気づくはずである。そしてコース終了後には、街全体をひとつの「建築博物館」として捉える事が出来るようになるだろう。

地域ソムリエ認定コースはより実践的に受講者自身が街の魅力を掘り起こす。舞台は鬼子母神、雑司が谷宣教師館、和敬塾等、歴史と趣きを兼ね備えた建物が数多く残る目白。先ずはこの街を講師とともにゆっくりと十分に歩き、また地域に住む人々の話を聞き、目白の街をよく知ることから始める。その過程の中で受講者それぞれがそれぞれの観点で目白の街の魅力を語ることが出来るようになるだろう。そして最終的に各自の視点に基づいた目白マップを作る。その頃には既に立派な“目白ソムリエ”の誕生である。

講師は東京あるきテクト代表の斉藤理さん。本業は建築史の研究者であるが、一般の人を対象にした街解説を長年地道に行ってきた第一級の街のソムリエである。目白の街にも関係が深く、その人脈を活かし、地域との密な交流をはかる事が出来るだろう。

美術館を訪れる事は楽しい。それは紛れも無い事実だ。しかしそれと同じくらい、人が住み、生きる街を巡る事も楽しいはずだ。街の風景は常に人を表し、人によって絶えず変化する。そしてもし、人が街に残し続けるそれら豊かな痕跡に少しでも気づき始めれば、たちまちその街はひとつの美術館になるだろう。あの建物のあの形が好きだ、あの装飾がいい、この建物の窓に切り取られたこの風景を眺めるのが好き、この記念碑を見る度、その逸話を思い出し心温まる…そう、常に街は人に開かれ、向かってくる人に対して惜しみない魅力を振りまき続けている。その魅力のとりこになった“街のソムリエ”がもっともっと日本に増えれば、自ずと日本全体がミュージアムとなるだろう。そしてこれこそがこの講座の目的であり、と同時ににっぽんmuseumの理念でもある。(編集局/川野)


地域ソムリエ養成講座についての詳細はこちらを御覧下さい→
http://nipponmuseumlectures.blog61.fc2.com/blog-entry-5.html

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【034】「Le journal de l'exposition=展覧会日記」Apr.6

今週は神保町にある建築専門書店「南洋堂書店」スタッフの関口奈央子さんが、池袋の「自由学園明日館」でのお花見体験から、この建物を設
計したフランク・ロイド・ライト関連の本をご紹介して下さいます。身
近にある世界的な作家の足跡を、写真つきテキストでお楽しみ下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜桜見学会の季節がやってきた。
JR池袋駅メトロポリタン口を出て路地を歩いて数分、池袋と目白の間に広がる住宅地に現在でも違和感なく建つ「自由学園明日館」。重要文化財に指定され、見学可能な日には今でも多くの人が訪れる。春になると中庭にある樹齢60年の桜がライトアップされ、お酒やお茶を飲みながら夜桜を楽しむことが出来る。

南洋堂3


自由学園は、婦人運動の先駆者として知られる羽仁もと子・吉一夫妻の提唱により女学校として1921年(大正十年)に創立された。そしてこの時、設計を夫妻に要請されたのが巨匠F・L・ライトとその弟子遠藤新である。学校が昭和初期に郊外へ本拠地を移したため、目白の校舎は「明日館」と呼ばれ卒業生の事業活動などに使われるようになった。

広い芝生の南庭を取り囲むように校舎が建ち、完全にシンメトリーの建物である(同じくライト設計による帝国ホテルのように)。低く水平面を強調した立面や、幾何学的な装飾などを特徴とする「プレーリーハウス」と呼ばれるライト独自の建築スタイルに、この明日館も含まれるといっていいだろう。統一体としての建築にこだわるライトは、照明器具や家具・食器にいたるまで全てをデザインしようとした。明日館でも、その統一感が何ともいえない空間を作り出している。

南洋堂2


外観や内部空間にはライトらしさしか見えないが、ライトのスケッチに基づいて実施設計を行ったのは弟子の遠藤新である。しかし、現在都心にもあふれている海外の著名な建築家による作品(ラフなスケッチぐらいしか描いていないのにその建築家の名前だけを目立たせ、実はそのほとんどを実際に設計しているのは大手ゼネコンだったりする話)とは違って、巨匠が残していった仕事を、その弟子がどのように作り上げていったのかを見ることが出来る、ある種の師弟愛さえ感じられる建築である。

私がここに訪れるのは久しぶりだったが、やはり明日館は夜に限る。
(南洋堂スタッフ 関口)


F・L・ライト関連のお勧め本
「フランク・ロイド・ライトとはだれか」
耐震神話を生みだした帝国ホテルの設計者ライト。1世紀にも及ぶその生涯と仕事は謎と伝説に包まれている。ライト研究の第一人者が客観的資料を駆使し、今あらためて「ライトと日本」の物語をうちたてる画期的論考。巻末に詳細な年譜を掲載。

「On and By Frank Lloyd Wright F.L.ライト A Primer of Architectural
Principles」(洋書)
ケネス・フランプトン、コーリン・ロウ等を含む14人による、フランク・ロイド・ライトの作品を分析した論文と、ライト自身の3つの論文を収録した書。写真、スケッチ、図面ほか資料的素材の図版を400点以上掲載。発想から完成に至る、ライトの創造についてより深い理解が得られる。

「フランク・ロイド・ライトのランドスケープデザインWRIGHT SCAPES」
本書は、周囲の環境を主体としながら、いかにライトが、周囲の自然との関わりに配慮しながら偉大な作品を残していったかを、年代順に個々の作品を実例に挙げながら、その思想や具体的な手法まで細かく検証し、解説する。付録として、詳細な植栽表や、ランドスケープにおける推奨事項と禁止事項を示したリスト等が掲載されており、建築における自然とのかかわりを考える上でのヒントを提供している。

南洋堂1

新刊・古書・洋書・雑誌バックナンバーなど、建築関係の本のみを扱っています。建築関連書の買取りも行っておりますのでお気軽にご連絡ください。
店頭販売のほかに、ウェブサイトでの通信販売も行っております。
www.nanyodo.co.jp

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【033】 今週のアートスポット 4月6日(木)

hanami



【お花見展】
「花見」をテーマに、六人のアーティストがイラスト、立体作品で各々の春を表現するグループ展。

■会場   バートックギャラリー
 Bartok Gallery PROJECT
 project@bartok-eye.com
 http://www.bartok-eye.com/
 〒104-0031 東京都中央区京橋2-12-5
 インペリアルビル1階
 tel 03-3567-0005
 fax 03-3566-0150
■日時   2006年4月14日(金)~4月20日(木) 日曜休み
■時間   11:30am ~6:15pm (最終日5:00まで)
■パーティ 4月14日(金)5:30pm ~7:30pm
■メンバー □佐々木通子 □noa     □野田泰子
      □福山千津子 □宮崎由美子 □夜桜子

«  | HOME |  »

プロフィール

nippon-museum

Author:nippon-museum
日本全国 まるごと
美術館になったら 
おもしろい。

にっぽん
ミュージアムは
社会を愉しくする
アートアカデミー
です。

メルマガ登録は
こちらからどうぞ。
毎週木曜日発信中。
http://www.
mag2.com/m
/0000174
341.html

 

最近の記事

ブログ内検索

 

 

RSSフィード

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。