2017-07

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【013】「Le journal de l'exposition=展覧会日記」Jan.26

今回は、神楽坂・アユミギャラリーで開かれていた「鈴木喜一水彩画展 世界の中で宙ぶらりん」のレポートです。写真とともにお楽しみださい。

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 「実にユニークな芸術家に出会えた。」
この展覧会を観れば、誰しもふと、そんな感想を持ってしまうことだろう。

 この25日まで、神楽坂・アユミギャラリーに於いて「鈴木喜一水彩画展 世界の中で宙ぶらりん」が開かれていた。
 アユミギャラリーとは、急な坂道で知られる神楽坂のもっとも高い場所に、終戦直後の1947年、建築家高橋博氏の設計事務所として建てられた木造建築である。ハーフティンバー・スタイルと呼ばれる温かみのある建築物で、今では神楽坂の風景に欠かせない要素となっている。

 水彩画の作者である鈴木喜一氏は、高橋氏の娘婿にあたり、ギャラリー上階にやはり建築事務所を構える。建築家、画家、かてて加えて大学教師、文筆家、建築塾主宰、ギャラリストと幾多の顔を持つ他、実に1年の3分の1以上は旅に出るという根っからの「旅人」でもある。
 旅先にてひとり風景と対峙し、ペンを走らせ絵筆を動かしながら、その場の持つ魅力を自らにインプットさせ、やがて実際の建築設計へと転化させていくという。描かれたアジア諸国、中東、欧州の各都市の街並みの数々は、後に生れ出る建築作品のイメージの源泉なのだ。
 「大体、数年ぐらい体の中で寝かして、ある時ぽっと沸いてくるのを待つ。」 美しい色彩をまとった作品に囲まれながら、とても優しい眼をした作家はそう説明してくれた。

 ほのぼのとした風景画とそれを包み込む齢60年を重ねた建物、そして自由を謳歌する旅人の話。厳冬の一日、心温まる展覧会を愉しむことができた。(編集局/斉藤)


参考HP  http://daichinoie.blog6.fc2.com/


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温かい光を灯すアユミギャラリー

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若い人たちと談笑する鈴木氏(中央)
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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