2017-11

Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【047】建築をかじってみる、ということ

 「建築とお菓子の親近性」。このことに誰でも普段、何気なしに気づいているのではなかろうか。

 例えば、結婚式には欠かせないウェディングケーキ。 まるで塔のように高く構築されていくものだが、これは結ばれた二人の幸がどこまでも大きくなるように、との願いを込めて積層させるのだという。
 ウェディングケーキがなぜ塔のように、建築的に作られるようになったかには諸説あり、なんでも、ロンドンの菓子職人ウィリアム・リッチ(1755-1811)なる人物が、かの有名な建築家クリストファー・レンがロンドン大火後に再建したというセントブライト教会の美しい塔を眺めているうちに閃いたというのも由来のひとつなのだそうだ。
 考えてみれば、建築もケーキも「積み重ねて、飾る」というプロセスを共有しているので、リッチの思いつきもあながち突飛なことではないのかも知れない。

 さて、この「建築とお菓子の接点」を今日において検証すべく「建築お菓子創作講座」というものを先日試みた。講師には建築家の池田雪絵さんをお招きし、お菓子の材料を用いて「建築をデザインするプロセスを実際に体験してみよう」という試みに挑戦したのである。
 参加者に与えられた「建材」は、ふ菓子、スティック、芋ペースト3種(かぼちゃ、さつまいも、里芋)、クッキー、それにゼリー7種(レモン、ビール、牛乳、リキュール、オレンジ、クランベリー、ブドウ)など。これを用いながら「貫入、並置、ずらす」など6パターンのテーマに沿った建築物をデザインしてみようというのが課題だ。各自、すっかり建築家の眼差しを持って、皿の上に思い思いの建築物を積み上げていく作業を愉しんだ。

 池田さんの言葉を借りれば、こうした建築の構成原理を考えてみることは「建築めがねを掛ける」ようなものだという。「建築めがね」。面白い考えだ。
 お菓子は作るよりも食べる方、という皆さんも、今度、建築めがねを掛けて街に出てみてはどうだろう。別に建築家にならずとも建築を創る面白さは少し実感できそうだ。

(事務局・斉藤)

お菓子建材

建築お菓子作成風景

お菓子作品一覧

スポンサーサイト

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

«  | HOME |  »

プロフィール

nippon-museum

Author:nippon-museum
日本全国 まるごと
美術館になったら 
おもしろい。

にっぽん
ミュージアムは
社会を愉しくする
アートアカデミー
です。

メルマガ登録は
こちらからどうぞ。
毎週木曜日発信中。
http://www.
mag2.com/m
/0000174
341.html

 

最近の記事

ブログ内検索

 

 

RSSフィード

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。