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【077】「Le journal de l'exposition=展覧会日記」March 29「通路展」


通路展/MOTアニュアル

●通路展

公式HP
http://www.kawamata.mot-art-museum.jp/walkway/index.html

こんな展覧会って初めて!と驚きました。
清澄白河駅から東京都現代美術館へ向かって歩き、最初に目に飛び込んできたのは、美術館前のバス停の背後に立ち並ぶベニヤ板で作られた通路。辿っていくと美術館の中へとつながっていきます。美術館の入口からチケット売り場、展示室の入口まで断続的に連なる通路を歩きながら、あぁ美術館は「通路」なんだと体感できます。

はじめもなければ終わりもない、美術館の展示によくある動線の設計などもされておらず、自由に歩きまわれる。通路の合間には制作中のラボあり、ワークショップあり、カフェスペースあり、と様々な「動いている人」に触れることができます。私も「週刊 電球」を手にとって見たり、早速Wahラボの「地面の中に家がある」プロジェクトに拙い案を出してきました。通路の左右に展示される川俣正の過去30年にわたるプロジェクトを辿ると、その「蓄積」もまたプロセスにあることを感じ、また何よりも美術館という場が新しい人、もの、価値観との「出会いの場」であることを実感できます。イベントやトークも色々と予定されており、偶発的なものもあり、まさに日々動いている企画です。

リアルタイムで会場の様子が伝わっている【通路】ブログも必見です。
http://kawamata08.exblog.jp/

横浜トリエンナーレも楽しみですね!

なお、常設展示室では6/29まで岡本太郎『明日の神話』が公開中です。
http://www.1101.com/asunoshinwa/
縦5.5M 横30Mの壁画の前に立つと、画面が飛び出してくるような、包み込まれるような、その迫力に飲まれます。メキシコでの再発見や修復の過程、日本への返還などがまとめられた映像コーナーもあり、全室と併せて岡本太郎ワールドが展開しています。

若手作家のグループ展「MOTアニュアル2008」も充実しているので、東京都現代美術館へお出かけの時は、時間に余裕をもっていらっしゃることをお勧めします。1999年にスタートしたMOTアニュアルですが、今年は「解きほぐすとき」をテーマに、5人の作家が紹介されています。作家によって「解きほぐす」対象は様々ですが、中でも私が興味をひかれたのは手塚愛子氏の作品。布の繊維を解きほぐすことで布そのものの構造、布の織られた時間などが浮かび上がっています。ほぐした糸を使った刺繍、ほぐし緩やかに束ねられた糸、作家の手を感じる作品の数々を前に、何をほぐして、何を織り直したのか、その思考を辿ることができます。同じ糸を使いながらも、左右で違う文様を織り分けている作品も、解きほぐした次のステップが見られ興味深いものでした。この展示は4/13まで、お花見を兼ねて訪れるのに最適です。

【嶋田華子】
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